【Olympic】上村愛子の涙


上村愛子、残念。 白馬高時代から応援していたので、そろそろメダルを取らせてあげたかった。

いいスピードだったけど、ひょっとしたら思った以上に滑れていたのかもしれない。走り幅跳びでの助走がオーバースピードで踏み切り前に意識的に調整、そんな感じがエアの数ターン前にあったような気がする。

競技後のインタビューの涙を見て、周囲はフォローしているけど、たぶんそれが必要ないほど、彼女はリアリストで、それゆえの悔し涙なんだろう。 自分の最善を尽くす。

若い人が好みそうな言葉だ。
しかし、愛国心の深さはおいておくとしても、国内の他の選手をおさえて出てきた以上、国という看板を背負っている現実がある。

スポーツは試合に勝たなければならないし、仕事は売上げをあげないといけない。
厳しいけど、それが現実。
見ている私たちは、賛辞を送りながらも、その現実を頭の片隅においておかなければならない。
若い人たちに特にそれを伝えたい。

お国のためとはいわないが、自分が打ち負かしてきた選手や応援してくれた人々、そしておそらく年齢的にもフィジカルをピークに調整して参加した自分など、あらゆる面においてくやしいのだろう。

よくやった。頑張った。
でも、結果は出なかった。

オリンピックが終った後も彼女に残される課題だろう。その字面上でも精神面でも。

できることなら、タフな精神で乗り越えて、来季もいい滑りを期待したい。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください