【オリンピック】浅田真央の涙


浅田真央、銀。よく頑張った!!

今回バンクーバーオリンピックでは、入賞こそするもののメダルになかなか手が届かない状況で、最終日はいい終わり方をしたのではないか、と思います。

それと同時に、今回のオリンピックでいろいろ思うこともありました。

◆ 浅田真央の涙
点数が出てインタビューの時から涙が見えてたわけだけど、やはり銀であることより、「もったいないミス(中京生コメントより)」で、思い描いていたベストの演技ができなかったことに対する悔し涙だったのだろうなぁ、と(コンビネーションで詰まった&シングルトゥループになっちゃったこと)。
もし、すべてをやりつくして銀であれば(金が一番よいのだろうけど)、笑顔を見せてくれたのかもしれない。でも、よくやったと思う。ミスの後に、折れずに頑張れたのは本当に素晴らしい。エリートとしての環境もあるだろうけど、それを考慮しても、この若さで感心だなぁ、と。自分がこのくらいの年齢の時は……恥ずかしくて言葉にも出せない(笑) ◆ 他国と比べて
日本もいいところに食い込むようになったけど、まだ他国に学ぶところも多いかもしれない。

まずは選曲。日本女子はよかったと思うけど、問題は男子。ちょっと諸外国に比べてノリにくかったように思う(特にギターコンツェルト)。選手がやる気になる曲をチョイスすることも大事だけど、雰囲気が審査に影響がありそうなのは否めない。それを考えると、認知度が高く手拍子しやすい曲が無難じゃないかと考える。オリンピックではややリスキーだけど、他の大会なら日本ならではで三味線や太鼓などの和曲もいいと思うんだけどなぁ……。

あとは演技。キム・ヨナはやはり素人目にも凄かったと思う。よくわからなくても技術的にも演技的にも「美しかった」。プレッシャーなどさまざまなものがある中、それを感じさせない演技。スポーツライバル国(ということにしておく)ながら、見事としかいいようがない。
他、順位は別として「滑りきった」感じがしたのは(ずっと見ていた最終グループの中では)、大学入試の全米チャンプ娘(名前失念)、ロシェット、ミライの3選手だったように思う。このあたり、次に述べる要因があるかもしれない。

◆ 精神 ~ メンタル or スピリット、そして報道について
国民性や選手の個性によるところも大きいと思うのだが、「ベストを尽くす」ということに関して、
=「最高の演技+ミスをしない。そして、楽しむ」
という日本に対して、
「最高の演技+楽しんでしまえ → ミスがなけりゃ最高だね!」
とうのが、伸び伸びしてるように感じた選手たちにはあったように思う。
表現に関しては、まだまだ日本は学ぶところは多いかもしれない。そういうことが苦手な国民でもあるわけだし。リンクの外で同じ振り付けをしたときにも楽しめる演技が目標じゃないかなぁ。そのためには、選手自身がダンスを楽しまなくちゃね。

あとは、報道。トレーニング方法やその他のアプローチは、かなり進歩したと思う。けど、なーんかスポーツの報道に関しては稚拙なままな気がする。今日び選手にコーチング・カウンセラーがつくことは珍しくないわけだが、そういった人たちと交流を深くして、選手にとって(もちろん視聴者にとっても)良質なインタビューをすべきなのではないか?
確かに、いろいろな事情で露出はしないといけない運命でもあるし、それに耐えうる精神のタフさも選手には要求されるわけだけど、まぁそれにしても10代20代の若者だもの、イイ年齢した報道が気を利かせてあげてもいいんじゃないか、と思う。んー、家庭では娘さんとどういう話をしているものなのかねぇ、と邪推せざるをえない。
個人的には、ショートとフリーの間は、コーチが窓口となるくらいでもいいんじゃないかと思う。そのほうが集中できてよい結果が出せそうな気がする。サッカーのハーフタイムやバレーのタイムアウトに選手にインタビューしないのと同じでいいんじゃないかな。
何にせよ、記者、局、マスコミ業界全体で、スポーツ報道の質の向上に努めてほしい。

オリンピックフィーバーでひっそりとしていたが、そのせいかおかげか、ゴルフの宮里選手、けっこういい結果出してたぞ(笑)

◆ 悔し涙
そうそう、今回のオリンピック。
女子が悔し涙を流して、男子がそうじゃなかったような。
なんかいろいろモヤモヤする。
泣くのがみっともないと思ってるのか? いやオリンピックだもの、そんなの全然許される。悔し涙じゃないけど某ハラダ氏なんかすごかったし(笑)
なんか、男子のハングリーさの欠如というか、草食化が進んでいるというか、ちょっと見てて物足りなかった感じが否めない。どうも、人間というか振る舞いというかキレイにまとまってる(もしくはまとめようとしている)んだよね。
なんというか、チームがまけたらロッカー蹴飛ばしてた某野球監督みたいな熱いのが欲しいところ。
上村愛子・浅田真央選手の悔し涙は、何かがモニタ越しでも伝わってきて、こちらももらい泣きしそうになった。そういうのが欲しいんだ。

◆ 余談
オリンピックが4年毎って、けっこう酷だよなぁと思う。フィギュアだけじゃなくスノボなど、10代~25歳な競技がかなりある。
16・20・24 と3回狙える選手
19・23・27歳は微妙な選手
のような差は出てきそうだ。
そのスポーツごとに大きな国際大会は毎年あるのかもしれないけど、衆目にふれるオリンピックってのは、それを考慮しても影響大なんじゃなかろうか。

なんか、思いつくまま書き綴ったので整ってなくてm(_ _)m 。ただ、バンクーバーって自分の中ではこういうこと感じたんだなぁ、っていう備忘録としてここに記しておこうと思った。

関連エントリ:
上村愛子の涙

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