【ブログ考察】最近のトラックバックスパム、マナーについて


 予想されたTBスパムの波が去って、残ったのはTBに神経質になってしまったブロガー達。そんな時期に改めてトラックバック考察を。相変わらず私見ですので、そこのところご了解を。

「拙ブログのトラックバック・ポリシー
今までのTB考察:
【考察】トラックバック私見
【ブログ考察】「引用もなしにTBだけ打ってくるのかよ!(怒)」」
【ブログ考察】トラバって 送り送られ 消し消され:トラックバック Trackback


現在の問題
現在、問題となっているのはFeed検索してヒットしたエントリに盲目的に送信される個人TBじゃないかと思います。業者のカジノやバイアグラとは違い、キーワード等の関連性があるがゆえに、扱いに困ったり、ストレスを感じたりする受信者が多いようです。
また、最近ページランクだのリンクポピュラリティだのそういうものが広く知られるようになって、そこにアフィリエイトブームが乗っかったものだから、ますます神経過敏になってるんじゃないでしょうか。
実際、無差別個人TBを送ってくるブログはアフィリエイトを強く意識したものが多く、ひどい場合はAmazonや楽天などの新着コメントやレビューをコピペしてエントリしているだけというものもあります。

当ブログもアフィリエイトに参加していますが、ほぼ大多数が、エントリに関連するアイテムを末尾に表示という形です。あくまでアフィリエイトはテキストのオマケという位置づけです。たまにアイテムがメインになっているエントリもあるのですが、それは自分のリコメンドであり、実際使ってみたり、その商品のファンだったりと、それなりの理由があります。


そしてTBアレルギー
そんなイタいTBが飛んでくるものだから「そういったTBは送ってくるな」という流れになってきました。で、不一致はあるものの“そういった”≒“引用のない”となるわけです。このあたりは、「リンクを張った上でTBを」という気遣い(あえてこう表現する)云々のいきさつが大きく影響しているっぽいです。


TBいろいろ
ところがシステム上、TBにリンクが必須となってない以上、前述のような要求はローカルルールでしかありません(ひょっとしたらコメントと同じようにTBのモデレーション機能がこの先実装されるかもしれないが「袖触れあうも~~」の私個人としては現状で続行していきたい)。
また引用のないTBが必ずしもイタいエントリからものであるとも限りません。そのへんは、TB元のエントリの内容、受信者の趣味・嗜好・性格に大きく依存するんじゃないか、と。
最近の過敏モードゆえに、そういったTBが送り難くなっているはもったいない気がします。


閲覧者の立場で
前の「TBいろいろ」にもカブりますが、

他者の書いた映画の感想をホントに「読みたい」のであれば、Web検索すれば済むことだと思いませんか?

を見かけたのですが、私の意見は異なります。
ここ半年でウェブログが一気に普及したわけですが、最近多くのメタブログやブログ考察が運営者の立場で展開されているような気がします(当然といえば当然なんですが)。それはもっともだと思うけど、閲覧者サイドで考えてみることも必要なんじゃないでしょうか。「ブロガー<一般サイト運営者<<<閲覧者」ってあると思うので。

たとえば季節がら(少し早いが)、花火のエントリをしたとして、そこにいろいろなTBが飛んできたとしましょう。引用の有無、関連性・内容の濃い薄い、さまざまだろうと思います。
そういった場合、引用がなくても、キレイな写真や穴場スポット情報などのエントリからのTBは残しておいたほうがよいと判断されます。ウェブログをよく知らないユーザからしてみれば「ここのサイトはいつも良質なリンクを提供している」という印象になり、ブックマークリピーターになってくれるかもしれません。
そういう考え方をすると、今はSEOの呪縛に嵌っているんじゃないかなぁと思えてきます。検索のヒット数を上げることよりも、私個人としてはちょくちょく見に来てくれるリピーターが増えることの方がうれしいかも。もちろんその為に、自エントリの質が上がるようなTB管理をして、何よりもエントリ内容の充実を図らなければならないわけですが^^
今、多くの検索サイトが rel=”nofollow”を導入する傾向にあるので、数値にこだわるのであれば、リピーターを獲得することが大事なんではないでしょうか(個人的な考えによりrel=”nolink”を拙ブログにすぐに導入するつもりはありません。この辺り機会があればまた)。
大御所ブログの多くが「コンテンツの濃さ」と「リピーター」の条件を満たしているのは、みなさんの行動が示していると思います^^


ストレス感じ損
「TBアレルギー」に少し話が戻りますが、そもそもどうしてストレスを感じるのか考えてみると――

TBを削除することに少なからず罪悪感・後ろめたさを感じるのではないか?(特に微妙な関連内容の場合)

だいたいのブログが、削除に手間取るほどの数のTBは受け取っていないだろうから、手間がかかるのでストレスを受ける、というのは考え難いです。<
話はおおきーーーく逸れますが、私はネットゲームをしています。パーティー(団体)でいろいろなことをするのがメインとなるわけですが、日本人の場合、多少眠かろうが時間が押していようが、旅先から戻ってくるまで集団でいることが多いです。「家に帰るまでが遠足」なわけです。それに対し、外国人(この場合は大多数が米人ですが)「眠いからー、時間ないからー、ここでbyebye!!」が多いです。たとえ行き帰りの道中、危険があったとしても「現地集合、現地解散」なわけです。うわードライだなぁと感じながらも、そこに学ぶことも多いです。
閑話休題。つまり、もっとドライに考えたらいいんじゃないか、と。


TBへの対処
というわけで引用のないTBへの対処を考えてみます。
有用なTB:TB打ち返す(または「TBありがとう」以外のコメント)
無用なTB:サクッと削除。情け容赦無用。
無差別っぽいTB:同上……でもいいですが、ここは「TB返信→しばし放置→受信TB削除」がよいかと思います(笑) 無鉄砲にTB送っているので個々のブログなんか気にもとめてないことでしょう。ただ、TB返信したときに参照されて自分のTBがないようだと、また送ってくる可能性が高いので(笑)、しばらく寝かせましょう。それくらいしてもいいのではないかなー。

さらに一歩進んで(ぉぃぉぃ)、“無味”なアフィリエイトブログで欲しいアイテムがあったとしても、そのまま買わずアフィリエイトIDを友人のものに変更して喜んでもらったりとか、それができない場合はCookieなどの情報を消去して買うとかしたりするのもよいかもしれません(甚だ面倒くさいですが^^)


トラックバックを送る側として
最後に、TBを送る者として。
現在の忌TBムードですっかり気後れしているブロガーが増えているように思います。それじゃあウェブログもったいない。
私も未来検索やGoogleなどで、類似エントリを見つけては時おり引用なしTBを送りますが、留意していることがあります。

他のエントリやトップ、あればブロフィールやREADMEなどを閲覧する

いわゆる空気とか雰囲気というものでしょうか、ここなら自分のTBを捌いてくれそうかなー、と拙いながらにいちおう考えているってことで^^

以上だらだらとトラックバック考察でした。

関連ブログ(随時追加)
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