【緊急】イヌがガムを食べ過ぎて死にそうに……


 いやはや、新年そうそうに大変なことが起きてしまいました。

ただでさえ、PC換装や仕事はじめやらでおおわらわだというのに……。

買い物から帰ってきたら、やたらワンコ2匹がやたらご機嫌でお迎えしてくれたんですよ。そのときには、気づかなかったんですがね、留守番のごほうびにオヤツをあげようと思ったら(もちろん すこし時間を置いてから)、

 オヤツの箱がひっくり返って中身が散乱してるじゃないか!?

で、問いただそうした途端、MダックスのRYUは、冬の間 寒いので一切使用していない玄関のハウスに逃げ込み……

トイプードルのSORAにいたっては、

オナカがありえない膨らみ方をしている!!

事後なので落ち着いて書いてはいるものの そのときは正直 青ざめました。親戚宅のワンコは食べ過ぎて逝ってしまったということもあり……

残量からどれくらい食べたのかを計算してみると……

  • 骨型ガム(ミニ) 15本強
  • 棒ガム(細)10本
  • 細切れガムなしジャーキー 15本程度 (開封前で正確な本数数えてなかった……)

連休前夕方……獣医が……。正直 状況はかなり悪いと思いましたが、パニックになるとまずいと思い落ち着いて行動できたのは大きかったと思います。

※なおこれより下記のことは、個人の判断で行なったことですので、万が一同様のことをする場合には、必ず自己責任でおこなってください。
遠かろうが深夜だろうが、診てくれる獣医を見つけて連れて行くのが確実です。

素人でできることは、上か下から出させることだと判断し、まずはネットで検索。同じような事例の対応法があると確信しながら。キーワードは「」「吐かせ方」「食べすぎ」「ガム」などを複合して。

そうすると何例かヒットし、その中で「獣医では注射でなくオキシドールを飲下させることもある」という情報にたどりつく。確かに拙くも化学の知識では、オキシドールは人間が誤飲すると胃痙攣などで嘔吐する、みたいな記憶が。あ、染物するのに家にあるぞ。
ネットによると、5kg弱では2.5~3mlとの記述があったが、用量に関しては、かなりシビアなはずと考え、伝の伝で獣医学生に携帯メールで確認。も ちろんその間にもさするなどして嘔吐を促すが、……畜生道のほかに餓鬼道もちあわせのトイプードルSORAはものすごく頑張って吐かない(泣) ウーウー 言ってるのなら吐けよ、まったく……。
少しずつ与えながら様子を見ようと小さじ半分以下(およそ2ml)を。さすがにそのままだと飲もうとしなかったので、ミルクを数滴加えて飲ませました(ミルクはその特性上ベストではなかったのですが)。

3~5分ほどで、痙攣によりえづきはじめました。が、食意地大魔王、頑張って途中で飲み込んでしまいます……。おい……。

でさらにしばらく様子を見ていたところ、しきりに水を飲むようになったので、「生理食塩水ガブ飲み嘔吐」治療に切り替えることに。
水皿に食塩を入れて生理食塩水に。ただ犬の濃度がわからなかったので人用に。哺乳類だからさほど変わらないだろうし、水のみよりはいいだろうと。
そしたら飲む飲む……飲む飲む。で、体調が悪いのと水で熱を奪われるのかヒーターの前でお座り不動に。眠たいのだけど、オナカが膨れて横になれず、立ったままウトウトが数時間。

で、27時くらいまでひたすら吐瀉と小水が続き容態は落ち着きました。

が、下のほうから出ていないこともあり、まだ朝の散歩ではヨボヨボ状態。下の方で詰まってしまう可能性も考えました。朝の散歩では真っ黒でかたいうんちが出てきてまだまだ予断ならないところでしたが、排泄を終えてから足取り軽く歩き出したので少し安心。
日中は水分(補液相当)と腸の蠕動運動促進のためのごく少量のエサを与え、ひたすら毛布で寝かしつけました。背中から腰にかけてをマッサージ。

夕方の散歩では、かなりゆるいウンチが出て、じゃっかん判断に迷いましたが、明らかに元気になってきていたので様子見。背中に加え、軽く腹部もマッサーイ(皮膚がズレる極弱で)。

で、翌日の朝2回めの散歩で、犬とは思えない量(人間かと思うくらい)を出したら、スッキリしたのかケロリと回復しました。

事後は体重と鼻、毛並み、目やになども総合的に変化ないかを確認しながら、MダックスのRYU用の10歳用シニアのペットフードを通常の半分の量(かなり消化よくカロリー低い)にして経過を観察しました。
おおよそ4日ほどで、ほぼ元の状態に戻ったので、通常食に切り替えました。
死にそうなめに合った骨ガムをほしいほしいと今日も立ちんぼおねだりを強行してきやがっております。
いや、本当によかった。

加えて ワンコがオヤツをあされる状態にしておいたのは、自分の過失&責任だと重く感じました。もう、こんなことは本当にごめんです。
容器やら小分けの量を変えて現在に至っています。

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