ジェネリック医薬品切り替え留意点


※2011年11月現在の情報です。

 最近ジェネリック医薬品(後発医薬品)への関心が高まっていますが、ジェネリック医薬品に切り替えるにあたって把握や確認が必要なポイントを書き出してみようと思います。あくまで個人の経験によるものですので、真に正しい情報は然るべきところで入手をお願いします。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)について

  1. 特許が切れた医薬品(先発医薬品)を、ほかの製薬会社が製造した医薬品。
    複数の会社が製造できるので、モノによっては多種類の場合もあります。
  2. だいたいが先発品より安価。

     必ず安いというお約束はないようです。
  3. 有効成分外の添加物などが異なる。

    それにより軟膏ではムレや塗り心地、内服では便通など若干変化がある場合も(深刻な場合は先発に戻しましょう)

 ほか一般的なところは、後発医薬品 – Wikipedia あたりを参照してもらえればよいかと。(Wikiの信頼性・正確性については各自にて)。

ジェネリック切り替えに必要なプロセス

  1. 薬局に事前確認

     小さな薬局(および地方の薬局)では取り扱いしていない所も多いので、電話などて事前確認をしておきます。診療科と先発医薬品の名前を伝えるとよいでしょう。

     取り扱い可能でも在庫がない場合があるので、その辺留意しておくこと。→ 在庫などの関係で、継続的に処方される医薬品ほど取り扱われやすいかと思いますので、かかりつけの医院(場所)と医薬品の継続性を伝えましょう。
  2. 医師にその旨の希望を伝える

     処方箋の「ジェネリック変更不可」にレ点ある場合は切り替え不可になってしまう。医師が先発にこだわるのは必ずしも政治的理由だけではないこともあるので、相互コンセンサスをしっかりとりましょう。
  3. 処方箋提出時に 依頼する

     処方箋提出するときに、改めてジェネリック希望を申し出ましょう。処方箋は先発医薬品名で書かれていることがほとんどなので、何もいわないと それらが調剤されます(まれに ジェネリック提案してくれる薬局もありますが)。

     また先発医薬品との差異表(価格や成分など)も出せますので、特に初回はしっかりもらっておきましょう。

 以上です。

ほか備考としては

  • 単発の罹患(風邪など)には優位性低い
     何度もかかるなら別ですが……
  • 初回処方は先発で
     処方する医師は先発医薬品の効き方をもとに体感的に処方することも多いので、いきなりのジェネリック希望は避けたほうが無難かもしれません。
  • その他経費との兼ね合い
     都市部や大学/総合病院付近の薬局銀座だと問題ないのですが、地方部だと医院~ジェネリック薬局の移動にかかるガソリン代の方が高くなる場合もあるので試算してみてください(苦笑)

 アレルギーや習慣病、加齢性疾病などで継続的に服用が必要な薬品ほどジェネリックに切り替える優位性は高いと思われます。

 詳細・正しい知識は下記にてどうぞ。


かんじゃさんの薬箱 | 「ジェネリック医薬品」情報サイト | 日本ジェネリック医薬品学会

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