10月2週めの連休。最終日は疲れを避けて(苦笑)出かけず自宅でまったりしようかなと、家の玄関先で「おうちキャンプ」することにしました。
秋冬の本格的なキャンプシーズンを前に、道具の状態確認〜使うことによる鉄板・網のシーズニング更新、そして腕のなまりをとっておこうかな、と。
朝イチで近所のスーパーへ行って見切り品コーナーを物色、格安の手羽元、焼肉用豚肉、せせりも割引シールつきのものをゲットしてきました。
買ってきた品を見て——
「よーし、今日はこれでいくか」とメニューは即興で決めました。
歩きのソロキャンプも考慮して、今日はB6君に最初に入れた木炭ワンチャージだけでどこまでやりきれるか、熱源まわししてみることに。時間をあらかじめ決めていたわけではないけども、結果として約2時間の充実したコースとなりました。
1. 100均ベースのアイテムで煙を出さずにスマート火起こし
住宅地で火を扱うときにそれなりに気を使うのは「煙」なんですよね。市販の着火剤は煙が出やすいし、青い固形燃料は燃えカスが残るのがどうにも事後処理がめんどくさくて、そこで重宝しているのが燃料用の液体アルコール。火力が高く安定感もあり、コスパも(たぶん)いい。何より燃えカスが出ず後始末がいらないのがかなり楽ちんなわけでして。

1500円程度のアルコールストーブ(たぶんDCMダイキで買ったやつ)に100均の焼き網を敷き、その上にこれも100均の穴あきの「シュガー振り」を載せます。この中に木炭を入れて火をつけるんだけど、B6君にちょうどいいくらいの量の種火火起こし器としてバッチリ機能してくれます。安価なので気兼ねなく酷使できるし、フタ付きのアルストならソロキャンプ本番でもそのまま持ち出せる優れものだ(1回こっきりだけど)

火が回った炭をB6君へと移します。この最初の炭火をベースに、ちょっとだけ足して最後まで一気に駆け抜けますよ、っと。
2. ソロストーブの出番!廃棄箸と猫砂ペレットで。豪快な2次燃焼へ。
B6君で炭をいこらせにかかっている間に、もうひとつの主役であるソロストーブを立ち上げる。
本日のメイン料理は、安く手に入った手羽元の鍋だ。


最近は葉っぱものの野菜めっちゃ高いですよね。ということもあり、今日はキャンプ行くときに使う「鍋用野菜セット」をチョイス。あまりが出ずちょうど使い切るぶんソロやるぶんには今はこっちのほうが得な気もします。
つゆは昨シーズンの残りの鍋の素を引っ張り出してきました。

ソロストーブの火種には、使用済み割り箸を。台所のながしの片隅にあって湿っていたけど炭火ですこし乾かすと容易に着火します。
そしてベースとなる燃料は、木製ペレット。ただ燃料用ではなく「木製の猫砂」。こっちのほうが安いんだよね(笑)
割り箸に火をつけてじっくり日をわします。ペレットへ引火させるにはそれなりに熱を入れる必要があるのでここはじっくりじっくり。ただペレットに火がつくとあっという間に凄まじい強火が立ち上がります。これがまたよきで、完全燃焼の美しい炎の色を見ているだけで、心が落ち着いてリラックスできます。ソロストーブはちょっと値が張るんだけど、煙も出ない、圧倒的な燃焼効率、お手入れの手軽さを知ってしまうと、買ってよかったなーと本当に思います。
ペレットの追焚きは、ポットを少し持ち上げ、先ほど炭火起こしで使ったシュガー振りにペレットを入れてストーブの上で逆さにして放り込みます。手でやるとけっこう熱いんで、何かしらの小道具使うのがオススメ。

カット野菜を8割ほど敷き詰め、火が通りやすいよう切り込みを入れて下処理しておいた手羽元を投入です。
3. ポットぐつぐつしながらの炭火焼肉&ビールで至福の時間
ソロストーブで鍋がぐつぐつと煮立っていく横で、いよいよB6君の出番だ。

まずは厚切りベーコンをB6君のグリルプレートに乗せますよー。
じわじわと脂が落ちて炭がいこっていきます。

火力が仕上がってきたところで、見切り品の豚肉を並べていきます。
ジュージューと音を立てて脂が落ち、炭火特有の香ばしさをまといながら焼き上がる肉。それを冷えたビールでつまむと美味いこと美味いこと。
……至高である。この瞬間のために火を起こしたと言っても過言ではないですね。
4. 火力を極限まで見極めて生豆の炭火焙煎だっ
肉を美味しくいただいた後はコーヒー生豆の炭火手網焙煎へ。今回の豆はメキシコ豆。軽めから深いローストまで対応する焙煎しやすい部類の豆だと思います。

ここが今日一番時間と火力を意識したポイントでした――火力が弱すぎてもロースト不足になるし強すぎても焦げちゃうわけで。
炭火がピークを過ぎて落ち着き、かつしっかり熱量がまわった絶妙なタイミングを見極め、手を休めずにじっくりと時間をかけて網を振り続けます。

腕を振り続け、見事な色合いに仕上がりました。ボウルに移して熱を冷ましつつ確認すると、深煎りの良い艶とオイリーな脂の浮き具合で、かなり期待できそうな手応え。炭火焙煎は味と香りが落ち着くまで少し時間がかかるので、密閉容器に入れて2日ほど寝かせてからテイスティングする予定です。今から飲むのが実に楽しみだー。
〆。炭の残り火を有効活用してぐつぐつ。
焙煎を終えてだいぶ火力が弱まってきた残り炭は、そのままソロストーブの中へ。残り炭がすこし勢いを取り戻して、穏やかな火力で鍋をぐつぐつとじっくり煮込み続けてくれます。肉がホロホロになるまで自動消化で火を通すことができるのがありがたい~。今日は無駄のない熱源リレーができて大満足。
――とここ(ソロストーブに残り炭を入れる)までだいたい2時間。
B6君に最初に入れた木炭をきっちり使い切り、鍋、焼肉、コーヒー焙煎までワンチャージで完走できました。
――といった感じで、キャンプ本番のフィールドでもたつかないためにも、日常でこうして火を扱って熟練度を維持しておくのはいい経験になるなーと。用具の具合の確認になるのはもちろん、使ったあとの網や鉄板を再びシーズニングすることでメンテナンス更新もできますよ、と。
連休の締めくくりとして、心地よい&満足のいく「おうちキャンプ」になりました。
お粗末。
(2026/10/12 12:00)





