「稲庭」と聞くと、誰もがつるりとしたノドごしの「稲庭うどん」を思い浮かべると思うんですが、先日、楽天市場のお買い物マラソンを物色していたときに見つけたのが、この「稲庭素麺(そうめん)」。
「稲庭のそうめん……? 一体どんな麺なんだろう」
揖保乃糸や三輪そうめんなんかは既食で、ちょっと違った地域のそうめんということでポチってみたのですが、実際に作って食べてみると、これまでの素麺とは違った個性とうまさがありましたよ、と。

稲庭素麺とは? 一般的な素麺との大きな違い
手元に届いた商品の裏面を見て(必ず見る!)、まず気になったのが「製法」について。

西日本の一般的な手延べそうめん(揖保乃糸など)は、麺を延ばす際や乾燥を防ぐために「植物油」を塗るのが基本だそう(初めて知った)。それに対して、この稲庭素麺は製麺時に油を一切使わず、でんぷん(打ち粉)を使って丁寧に延ばされているとのこと。
麺を取り出してみると、繊細な細さ——めちゃくちゃ細い——でありながら、どこかほんのりと平ための形をしています。油を使っていない分、小麦本来の風味がダイレクトに味わえる仕立てになっているようでさわった感じもすこしヘナッっとしているかも。
「これはいつもの素麺とは別物かもなー」と、どうやって調理したものかとすこし考えました。
【調理のコツ】パスタメーカーのレンチン調理は「1人前ずつ」がよさげ。
悩んだものの夏場のいつもの麺類と同じく、今回もお手軽に電子レンジ用のパスタメーカーを使って茹でることにしました。実は今日は2回目で、前回はすこし失敗しちゃってたわけでして——
いつもの調子で「2人前」までならいけるだろうと、パスタメーカーに投入してレンチンしたところ……見事に麺同士がほぐれず、ダマっぽくなってしまったんですよね。おそらく油を使っていないからかなと思うのですが、どうやら茹でるときに非常にくっつきやすいようです。
そこで本日(2回目)は反省を活かして、「1人前ずつ」分けて茹でることにしました。そうすることでダマになることもなく、綺麗に茹で上がりました。気持ちいい〜。
茹で上がったらすぐに冷水(流水)にさらし、もみ洗いしながら氷水でキュッと一気に締めます。この「しっかり冷水で締めながらぬめりをしっかり取り切る」工程が、仕上がりのコシを左右するよなーと個人的には思ってます(いい加減にやると美味さレベルが下がるような気がする)
実食:器に泳がせて味わう「モチモチ&コリコリ」の極上食感
盛り付けも少し工夫をば。いつものそうめんのようにザルや平皿に盛ってしまうと、モチモチ麺同士が絡まって手繰りにくくなりそうな予感があったので、冷水を張った深めの器に麺をふわりと泳がせるスタイルに。

これが正解で、箸ですっと持ち上がり、見た目もなんとも涼しげに仕上がりました。
つゆにつけてさっそく一口すすると、
「あ、これ、冷やし稲庭うどんのそうめんだわ(?)」
とすぐに感じました。
細麺なのに、噛むと驚くほどモチモチ。そして冷水で締めたことによる「コリコリッ」とした芯のある歯ごたえがいかにもそれっぽい。
一般的なそうめんの軽やかなのどごしとは違って、しっかりと麺が主張してきますね。細い麺だからか、つゆの絡みも抜群です。
油を使っていないからか後味の雑味もほぼなく、うどん譲りの強いコシ。ちょっとしたコツ(パスタメーカーでは1人前ずつ茹でること)さえおさえとけば、自宅でこれほど完成度の高い麺が味わえるのは大アリです。
まとめ:麺好き・稲庭うどん好きならおすすめの一品
このそうめん「稲庭=うどん」というイメージを持っている人に、一度体験してみてほしいかなーと。稲庭うどんのあの独特なコシが好きな人はもちろん、「製法の違いと味の違い」に興味のある麺好きにはオススメかも。
楽天のお買い物マラソンの店舗数稼ぎ(買い回り枠)にもちょうどいい価格帯で見つかるので、セール中のちょっとしたお試し候補としてもとてもよきです。
おためしあれ。
(2026/09/27)





