【そうめん実食】どれも同じ?老舗「池利」の三輪素麺を本気で茹でたらいい店の味がした。


夏の食卓の定番といえば、やっぱりそうめんですよね。
と言いたいところだけど食べてるのは10月(笑)、真夏は暑くてゆがくのもしんどいし、何より蛇口を捻っても冷水が出ないので、最近9月10月で冷やし麺食べてることが多いです。

閑話休題。
——で「そうめんって、どれを食べてもそこまで大きな違いはないんじゃないの?」と思っていませんか? はい、実は私も多少の違いはあれど、そこまで違わないよなーと思ってました。ごめんなさい。

てなわけで、今回は実際そこんとこどうなのかを確認するために楽天のお買い物マラソンで見つけた、嘉永三年(1850年)創業の老舗「池利」の三輪そうめん食べ比べセットを頼んでみました(実はもう1つ注文した)

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届いた池利の食べ比べセット。まずは定石通り、一番左のスタンダードな「三輪素麺」からいただきます

箱を開けると並んでいるのは、「三輪素麺」「熟成二年物」「葛素麺」の3種類。どれも魅力的ですが、食べ比べの定石は「まずノーマル品から」。基準となる味を確認してこそ、上位の麺のよさもわかるってもんですし(たぶん)。

というわけで、まずは基本の「三輪素麺」を味わってみることにしました。とはいえ、”池利”さんの素麺って初めて(これもたぶん)なので説明書きをしっかり読んでみることに。
(こういうことをして ごはんのタイミングが後ろにズレていくのは伏せておきます)


そもそも「そうめん」て?太さの規定と三輪素麺1200年の歴史

――というわけで、実食に入る前に、少しだけそうめんの話。

日常的に食べている「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」だけど、これって食品規格上は原材料は基本的に同じで「麺の太さ」によって区別されてるんですよね。

  • そうめん:直径1.3mm未満
  • ひやむぎ:直径1.3mm以上 1.7mm未満
  • うどん:直径1.7mm以上

「太さが違うだけなら、ただの細いうどんじゃないの?」と思いそうなものだけど、この「1.3mm未満」という極細の領域にあってこそ、そうめん特有の繊細なすすり心地が生まれるんだとかなんとか。

そして、その手延べそうめんの発祥の地(諸説あるけど)とされているのが、奈良県の「三輪(みわ)地方」。その歴史は約1200年、奈良・平安時代にまで遡るようで。

三輪山麓の清らかな水と冬の寒風、そして厳選された小麦と塩、植物油を使い、幾度も熟成を重ねて極細に延ばしていく伝統の手延べ製法。江戸時代から暖簾を掲げる「池利」のそうめんにも、その歴史と職人技がぎゅっと詰まっているのでしょう。


よい麺だからちゃんと「茹でて」「冷水締め」するのよ

どれだけよい麺でも、雑に茹でてしまっては台無しになってしまうので、今回も付属の説明書きをしっかり読んで、ていねいいにゆでていくことに。たかが麺、されど麺。

茹で時間は説明書通りの時間をきっちり守ります。そしてこのあともとても大事。茹で上がったらすぐに手早く冷水へ通します。
ここでの作業の感覚は、まさに「美容室で髪を丁寧にトリートメントケアする」ようなイメージ。麺を傷つけないように、それでいて表面のぬめりがしっかり取れるように、優しく、柔らかく水を通して締める&揉んでいきます。
ぬめりが取れたら、ざるにドサッとあげるのではなく手で握れるくらいの分量を少しずつ手に取り、拳で優しく、かつしっかりと水を切って器へと盛り付けていきます。


実食:薬味はなしで。「麺そのものの完成度」は——

今回は麺本来の力を確かめるため、ネギや生姜などの薬味はあえて一切入れず、市販の少し甘めのそうめんつゆだけで直球勝負してみました。

つゆにちょんと浸し、一気にすすってみると——。

「……っ!?」

口に入れた瞬間、すぐに”うまい!”がわかりました。

1.3mm未満の極細麺ならではのつるりとした心地よいのどごし。そして何より驚いたのが、噛んだ瞬間に麺の芯が「コリコリ」としていること。

柔らかさメインのこれまでのそうめんイメージとはまったく違い、中心に心地よい弾力とコシがしっかりと残っています。思わず「ちょっといい割烹で出てくるそうめん」の味を思い出すくらい。

まさにまるで別物。つゆは市販のものなので、「麺そのものの完成度」だけで料理全体の味が決まっている、そんな印象を強く受けました。すげー。


やっぱり そうめんはどれも同じじゃない模様

「そうめんなんてどれもあまり変わらないのでは?」と思っているヒトっ、この違いをぜひ体験おためしあれ。ちゃんとした手延べの麺&丁寧な茹で・冷水締めが合わさるだけで、いつものそうめんかなり贅沢な一品に変わります。

楽天のお買い物マラソンなど、買いまわりのタイミングで手頃な食べ比べセットであったかな……


……さて、スタンダードなノーマル麺の時点でここまで感動してしまった池利の三輪そうめん。

箱にはまだ「熟成二年物」と「葛素麺」が控えています。基準となるノーマルがこれだけの完成度だったので、格上の残り2種はいったいどんな世界を見せてくれるのか……今からアガってます。

そちらの実食レビューも、また後日!

ごちそうさまでした!!!!

(2026/10/10)

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