朝晩の冷え込みが厳しくなり、そろそろ冬支度を本格化させたい季節。
先日、別件の買い物で立ち寄ったホームセンター「DCMダイキ」の季節ものコーナーで、冬用の温感インナーが並んでいるのを見かけました。
「最近のホームセンターのPB(プライベートブランド)ってどんなもん?」
というわけで、せっかくなので2種類買って着比べてみることに。店頭に並んでいたほぼ同じ価格帯のインナーを2着カゴへ入れてお買い上げ。
家に帰って裏面をチェックしてみると、実は「使われている繊維(素材)」がまったく異なっていることに気がつきました。
パッケージ裏の「素材」に注目!決定的な違いはレーヨン
購入したのはこちらの2着。
1. 白パッケージ:「あったか肌着」


裏面の品質表示を見ると、素材は「ポリエステル95%・ポリウレタン5%」。遠赤外線加工や抗菌防臭、軽量性をうたったシンプルな化繊100%タイプです。
2. 金パッケージ:「ComHeat MOISTURE PLUS」


繊維大手のテイジン(TEIJIN)とのコラボアイテムで、素材は「ポリエステル78%・レーヨン17%・ポリウレタン5%」。吸湿発熱機能に加え、椿オイル配合によるシルキータッチな肌触りを売りにしている模様。
(パッケージ裏面や製品タグの「品質表示(組成)」欄に「レーヨン」または「RAYON」という文字の有無が、着心地に影響)
着心地はComHeatがいい感じ。ではあるが……
実際に着用してみると、どちらもしっかり暖かく、防寒インナーとしての基本性能は十分でした。
そのうえで違いを述べるのであれば肌触りと保温感かなと。レーヨンが17%入っている「ComHeat」は、袖を通した瞬間からしっとり滑らかで、じんわりとホカホカ温まってくる着心地で、日常的に着るぶんとしてはいい感じの快適さ。
ただアウトドアに親しんでいる身としては、「レーヨン」入ってるのでそのへんは考えておく必要があるかなーと。
街着でも「汗冷え」には注意。
アウトドアアクティビティ界隈では、「綿(コットン)やレーヨンのインナーは汗冷えするから山ではNG」というのが鉄則なので登山等ではそのへん折込済みのモンベルのメリノウールなどを着用していますが、日常着としてはそこまでお高いインナーウェアを揃えるのはなかなか敷居が高いわけでして(苦笑) というのはおいといて、この「汗冷え」は決して山だけの話ではないんですよね。
実体験としては、綿・レーヨン入の温感インナーを着て、早歩きや暖房の効いた電車でじっとり汗をかいてしまうことがあるわけだけど、その後風通しがよいところや寒いところで汗が引いた時に急激に冷えて、おなかの調子を崩す、なんてことが注意してても時々発生しちゃうわけで。
レーヨンや綿は水分を吸って発熱する反面、「水分を抱え込んで乾きにくい」という性質を持っているので、かいた汗が冷たい湿布のようになって体温を奪い続けてしまうことは覚えておきましょう。
汗を「かく・かかない」で使い分けるのがよろし。
といった特性を踏まえると、どちらがよいとかではなく「シーンに応じた着分け」が重要ってことで――
- レーヨンあり(ComHeatなど)が向いているシーン
- デスクワーク中心の日
- 車移動がメインの日
- 暖房の効きすぎない室内で過ごす休日
- → 「ほとんど汗をかかないシチュエーション」で、暖かさと肌触りのよさを享受する。
- レーヨンなし(化繊オンリー)が向いているシーン
- 徒歩や自転車での通勤・通学
- 荷物運びや屋外での仕事
- 軽い散策やDIY作業
- → 「汗をかく可能性があるシチュエーション」で、乾きやすさを最優先して汗冷えを防ぐ&温かさを得る
「動く日はレーヨンなし、じっと過ごす日はレーヨンあり」。
ほぼ同価格なので、用途違いで両方を揃えておくのがよいのかも?
まとめ)インナー買う前には裏面やタグをチェック。
冬の防寒インナーといえばユニクロのヒートテックが圧倒的な知名度を誇りますが、最近のホームセンター系ブランドもかなりいいもの出してると思います。DCMやワークマンなどは現場仕事やアクティブな動きを想定した製品作りがされてるので、日常使いでもけっこう使えるものが多いですよね。
冬のインナーを選ぶ際は、表面のキャッチコピーや暖かさのフレーズだけで選ぶのではなく、ぜひパッケージ裏面や内側の洗濯タグをチェックしましょう。
「レーヨンや綿が入っているか? それとも化繊100%か?」
その日の行動パターンに合わせて賢く選べば、汗冷えに悩まされることなく、冬をより快適に過ごすことができるかと思います。
お粗末。
(2025/02/16 11:14:08)





