柴又散策のあと、かねてから一緒に行きましょうと言っていた京成小岩「三平」へ、きよさんと行ってまいりました。
(前日まで打心蕎庵@下北沢と雷や の予定だったのですが諸々の事情で変更)
いきなりトラフグの皮刺しで攻めます。
食べる気満々です。フグならではのコリコリ感がたまりません。
しかもお安く4桁いきません。これはしょっぱなから期待大です。
買い物、飲食店、旅行先、WEBサイト、とりあえず「これは人にオススメできるかも」的なカテゴリ。
さて、大晦日。
少し早い時間に山道を車で登ってついたところは、
「歓喜庵」というところ。温泉&食事処で、乳白色の温泉とちょっといいお食事ができます。
が、年末年始は益なしで入泉+蕎麦が¥1000という大サービス。 温泉は露天と内風呂があり、どちらもちょうどいい湯温で長時間まったりまったり。また時間も早かったこともあり、ほぼ貸切状態。わーい。
で、これ。
行く前から「お酒とおつまみはおかわり自由」ってのを聞いてたのだけど、経験上正直あまり期待はしていなかったのだけど、これがすごかった。
かわはぎやら蕎麦揚げなどのイイ酒肴が食べ放題、んでもって山田錦の米味豊かな清酒、しかも火入れしてないものも呑み放題。これは……もうNONSTOP万歳(壊)。4合近く呑んでしまったような気がする。それを考えると湯温が低かったのはとてもいい塩梅だったかも。
あまりのすばらしさに、主とお話までさせていただきました。多謝。
関連サイト(写真や詳細はこちらでどうぞ)
京屋旅館 歓喜庵
一向に取り合わず、あれが本当の自分だといい続ける父エドワード。ウィルは怒り呆れてしまう。
ところが、ふと見つけた証書に、ホラ話に出てくるスペクターの町の名が記されていたことから、ウィルは、父エドが行商として辿った道を知り、ほら話が、決して偽りだけからなるものではないことに気づくのである。
このあたりが話の折り返しとなるわけだけど、前半が小刻みにテンポよく進んでいたのに対し(このあたりティムバートン色だ)、後半は滑るように、そしてウィットに話が流れていく。ここら辺からグーッときた。最近は瞬間的な感動を演出することが多い中、ラストに向けて、じょじょに高まっていくのが実に見事である。
結局、父エドワードは病院の床で息を引き取り、そのあたり家族たちが予想したとおりになったわけだが、ストーリーとしては魔女の右目に示されたように、そうなったわけでないのだろう。数多の話を幾度となく、ウィルに語り聞かせてきた父エドワードだったが、自らの死の話は一度もしたことがなかった。
そして彼は今わのときに、息子ウィルにその話をしてくれと頼むのである。しかし、その話を当然ながら知らないウィルは困惑する。
「川に向かうんだ」。父の出だしを受けて、ウィルは作り話を父に語り始める。ウィルはそのとき父親からストーリーテリングを引き継いだのだ。
どんちゃん騒ぎをしながら目的地へ向かう2人。川辺のまばらな木立には、今までの人生で交わってきたみんなが立っている。みんな、エドワードにやさしい笑みを浮かべている。そんな中、ウィルに抱えられた父は川面に放され、そしてBigFishとなって泳ぎ去っていくのだ。とても美しく心に響くシーンである。
そして、エドの葬儀へと話は進む。そこに集まる実に多くの様々な人々。ウィルは改めて父の生き様、そしてそこから紡がれた話が何であったのかを知る。あたかもその光景は、まさに自分が父に語って聞かせた川辺の場面と重なるのだ。そう考えると、父エドワードの死に方はまさに魔女の右目に見た通りといえるのかもしれない。
そうして話は終わる――最後にウィルの子供のシーンがあるがしつこくない短尺だ――のだが、実に爽やかでいて、かつウィットで余韻の残る終わり方である。
Big Fishというタイトルや、多少のお国柄の違いによって、他のティム・バートン作品と比べて、触れる機会が少ない作品なのかもしれないが、社会に出て数年経った人、親になる人なった人、そして最近親の衰えを哀しくも感じてしまった人に、ぜひ観てもらいたい作品だ。
評価は8.5。久々の高得点をつけてみた。
もう一度話を抑えた状態で見直してみたい作品である。
にしても、でんこと一緒に鑑賞していたがやばかった。独りだとボロボロいってた予感。まー2人ともよく我慢しましたナ(苦笑)
今、失われつつあるもの。
あらすじ
ソフィーのなんでも載ってる植物図鑑のページがはずれてボロボロになってしまった。そこでソフィーは街のルリユールを探しに出かける。
ルリユールおじさんは本のお医者さん。ボロボロになった本を綺麗にまとめなおしてくれるのだ。ソフィーは自分の大好きなアカシアの話をしながら、ルリユールのいろいろな作業を横で見る。数日後、お店の軒先に新しくなった自分の図鑑が飾ってあったのだが……。
以下ネタバレ注意
続きを読む 【絵本】”ルリユールおじさん” 心の余韻の深い絵本いやはやTVやネットで小田和正の歌う「言葉にできない」を耳にすることが多くなりましたが ここでひとこと。
あーステキな歌だなーと思ってCDを買う人は、だいたい
自己ベスト
を選んでしまいそうになると思うのですが、実はこのアルバム、本当にベストかどうかというと、微妙だと意見が少なからずあるわけで、もし小田和正ピンというのにこ
だわらないのであれば、
シングルス
を強くオススメします。だって3枚組で3000円前後ですヨ。一通りオフコース時代の名曲も揃っているしお得感たっぷりです。もし小田和正のベストが欲しいのであ
れば「言葉にできない」は入ってませんが、
伝えたいことがあるんだ
がオススメです。ジャケットがちょいとイマイチですが小田和正往年の名曲はだいたいカバーされていると思います(これ15年ほど前に出たものの焼き直しだと思うん
だけど当時のほうがジャケットよかったような気がする=母親が買った最初のCDのうちの1つ)
関連リンク:
※移転されてます※(未訪)
さてさて件のWFのあとは、わが師(?)でんこ嬢に教えていただいた「バスで豊洲へ」ルートで豊洲>(有楽町線)>月島へ。蛇足ながら最近はこのルートもけっこうアナウンスされていることもあり人も増えつつあるようです。
某氏のこの後の予定が月島だからということと、比較的早い時間から飲み食いできるだろうってことでやってきましたが、それにしてももんじゃ焼き屋が多い。いやー、ほんと密集してるよなぁ。
ってなわけで、しばらくブラブラしてみて地元民がけっこう入っている麦という店にすることにしました。
とりあえず ノーマルのもんじゃとお好み焼きを注文。にしても暑いクーラーの効き具合が非常に微妙です。ここいらの雰囲気なんかは、まさに地元密着な感じがします。16時前後というのにけっこうな人が入っています。…… おやつなのか遅めの昼なのかはわかりませんが、ここでもんじゃやお好み焼きやビールを飲んで、家でも夕飯を食べるのでしょうか。
続きを読む 【もんじゃ焼き】麦:もんじゃ焼き@月島 ※移転された模様※Amazonをふらふらーとしていて見つけました。6枚組で3000円。しかも6枚とも、よくあるような抱き合わせっぽい感じではなくオススメです。よく激安売り(駅とか地方デバートの)だと音源悪かったり、マイナーな曲との抱き合わせだったりと、クラシックピアノ聴かないヒトにとっては、安くてもなかなか手が出しづらいんじゃないかと。
ふだんクラシックにふれないヒトでも、CMや映画に使われた曲、あーどこかでこれ聴いたことあるなーって曲が、かなり収録されていると思います。
選曲・演奏者ともになかなかいいチョイスされていますヨ^^ クラシックあんまり聴かなくてもこういうのなら持っていてもいいんじゃないかなーという一品です。コストパフォーマンス高いですよー。
続きを読む 【音楽】Best Piano 100なかなか訪れることのできなかった「Globe Du Monde(グローブ・デュ・モンド)」にやっとこさ行くことができました。
というのも、市ヶ谷~九段下はどっちかというとオフィス街。土日は営業していないところが多いのです。ここは土曜日も営業しているのですが、第2・第4は料理教室をなさっているようで、それに今まで運良くかちあって、ランチにありつくことができなかったのです。
土日にオフィス街のお店にいく場合はあらかじめ確認しておきましょう。
閑話休題。
今日はやってますよ、と午前に電話で確認がとれたので、予約をして向かうことに。予約をしておかないと、すでにその日のぶんのランチが捌けてしまうことが多いようです。
店内はオープンテラスに近いテーブル席と厨房に面したカウンター席。15・6人入ればいっぱいといったところでしょうか。でんこ嬢と私はカウンター席へ案内されました。
厨房は非常に狭いスペースでそこをご主人とアシスタントが2人で切り盛りしています。調理しているところが見えて、非常に楽しいです。二人して、ぼーっと見つめていると、サラダが。
でんこ嬢はエビにバジルドレッシング。俗に言うイタリアンドレッシングに近い味つけで、バジルの風味がこれでもかっというくらいきいていて、バジル好きの私たちにとってはかなりヒット。
いっぽう私は、鶏の白レバーサラダ。まんなかに温たまが乗っていて「親子」ですネ。白レバーの具合が気になっていたんだけど、絶妙な火の通り加減で、大変美味しかったです。レバーって火の通し方難しいんですよね……。火を入れすぎるとガクッと味が落ちてしまうし、足りないと臭さやクセが残ってしまうわけで(生でもイケるって場合は別ですが^^)。ドレッシングも邪魔をせず、かといって存在感がないわけでもなく、という絶妙な味付けでした。いやー、厨房見てるとすごく忙しそうなんだけど、だからといって味に手抜きが出ないあたり、ここはいい店だ、と。
アカデミー賞作品「アメリカン・ビューティー」をでんこ嬢と鑑賞しました。ちなみに私は2回め。でんこ嬢には「国民性違うから無理かもー」なんて、軽くフェイクかましてあげました。
――鑑賞後、ポロポロ涙してましたよ……ハマったみたい。
以下、座談レビューです。いつも通り長文エントリになりますのであしからず。
続きを読む 【映画】アメリカン・ビューティー American Beauty 感想