あ。
本年もよろしくお願いします。
ほぼ毎日Wikipediaを見てるんだけど、最近新着記事に「シャトー・マルゴー」が。ワインに限らず、こういった銘柄ごとの項目も増えてくると、一般的な辞書よりペディア感が出ますよねー。
んでもって、他のAOCよりシャトーマルゴーの知名度が高いのって、「失楽園」で使われたからなのか、と今になって認識。なんか、本当にマルゴーだけ知名度高いんです(とある界隈)。(さらに蛇足:神保町[靖国x白山]のところにある「さぼうる」って店も舞台になったそうな。ナポリタンパスタとイチゴジュースがおすすめ)
もっとも女性的なワインと言われるように、その味は丸みを帯びたボディがイメージできるような含みのあるものです。とはいっても、2回しか飲んだことないんですが(苦笑) できれが2000年を飲んでみたいところですが、市価¥75000代となるとなかなか……。
ただ、最近はセカンドワインもかなり洗練されてますし――考えようによってはコストパフォーマンスいいのかも――、シャトーものじゃなくても同地方の3000~4000円くらいのものもアタリはけっこうあるので、一度は飲んでみてはいかがでしょう?
舞台スターを夢見る場末の女主人公ロキシーと憧れ&ライバルのヴェルマの、夢に向かっていく数奇な囚人人生を、ミュージカル形式で描いた作品。もう少し早く観とけばよかったと思うくらい想像以上におもしろかった。
主人公のロキシー(レニー・ゼルウィガー)、ライバルのヴェルマ(キャサリン・セタ・ジョーンズ)、そして弁護士ビリー(リチャード・ギア)、3人全員が、歌唱・ダンスともにかなりのレベルだったのではないかと思う。プロはプロでも演じるプロの人間が、あそこまで踊ったのには脱帽である。リチャード・ギアなんてもう大台に乗る年齢だし、キャサリン・ゼタ・ジョーンズにしたって――女性の年齢には触れるもんじゃあないが――今からばりばりダンスをしようという年齢じゃないはずだ。
ストーリーを通して、歌・ダンスともにいいレベルだと思うが、やはり多くの人の感想にあるように、ドールダンスで一気に鳥肌が立った。でんこ嬢と観ていて、「ありゃー人間の動きじゃないよなぁ」とか、「でも人間だよねー」とか何回も言っていたように思う。
前半はやや薄暗く、それゆえちょいと観にくい人もいるかもしれないが、ぜひ主人公ロキシーと弁護士ビリーが絡むシーンまでは頑張って観てほしいところ。そのあたりからストーリーは、不道徳ながらもサクセスストーリーまっしぐらで加速しておくので楽しめると思う。
個人的には、先述のドールダンス、絞首刑演出、終盤のヴェルマの力強いアピールダンスに惹かれた(いやー女性だけど漢だ!ってな感じ)。
評価は7.5。ミュージカル好きや多少ブラックなの平気だぜという人にオススメの作品だと思う。
最近(2006年12月)TVでやってる日本生命のCM、なかなか。
そう、CMのBGMとキャッチが絶妙なんです。
トルナトーレ監督、モリコーネ音楽の「ニューシネマパラダイス」と、谷川俊太郎(朝のリレーがTVCMだと有名かな)。”あー、こういう組み合わせがあったらいいよなー”と思っていたまんまできてくれたのは久々です。
キートン先生が「限られた期間内に人が死ぬかどうか賭ける、それが保険です」みたいなことを言ってましたが、同じモノにここまでキレイなイメージを定着させたのはお見事としか。
ちなみに他には「JTにギルバート・オサリバン」とか、「攻殻機動隊に管野よう子」・「アップルシードに教授」ってのが。こういうのって、うれしいものですネ。
(2006年12月19日 12:50)
この前の日曜はダメだったけど、土曜日は開いてるだろうと麹町の六番町テーブルに行ってみれば、お約束でやっぱりCLOSED、だーれかーライブドアグルメの情報更新してくれー(泣 んでもって、そこから新宿通りと交わる角のマリアージュも開いていないのをちゃっかり確認。ここいらは休日閉店ってのが普通だからねぇ……。
冷たい雨の中、ふらふらと四ツ谷のほうへ。ふだんなら惹かれない店に捉われそうになるも、「そういや四ツ谷のコージーのところにイタリアンあったなー」と思い出したのでありました。
神様ありがとー。ここで閉まってたらホント凍え死ぬとこだったさ……(大袈裟)
パスタ(パン・サラダつき)で¥980は安い! 魚/肉の一品がついてるスペシャルランチも¥1500。ドリンクつけて+¥200 ケーキセットなら¥500。どれもかなり良心的な価格設定であります。それはいいことなんだけど、ここも“よくあるイタ飯屋”なのかな、ともちょっと考えてしまったり--
スペシャルランチが気になったんだけど、まー初めてだからということでパスタ+ケーキセットをオーダー。私はボロネーゼ(シナモンに惹かれた)、でんこ嬢はフレッシュトマトソース。どちらも軽い感じの常套メニューだ。
店内は2Fに上がったところで、席数と広さで見ればけっこうゆったりとできる感じ。今まで行こうとしたときに混んでて入れないことがあったんだけど、無理に席数を増やさず丁寧なサービスが提供できる数って感じがしました。冷たい雨の日だというのに、けっこうお客さんが。
ほどよい時間談話していると、さっそくパスタが。
見た目も丁寧なのですが、味がまた素敵です。茹で具合はけっこうかたく、アルデンテより一段階かたい状態かも。それでもゆっくりと食べているうちに馴染んできます。薄味な感じなのですが、ベースがしっかりしているので、いろいろな味が混じっているのがわかります。そいでもって、カニの身が入っていたのですが、スープも味も濁ることがなかったのがポイント高かったです。やっぱり、お店に入ったときの厨房の様子もそうでしたが、ちゃんとしたイタリア料理屋さんであること判明です。
トマトソースパスタがよかったので期待していたのですが、さらに予想以上でした。テーブルに運ばれてくる時から、すごいシナモンの香りが。しかもミートソースもどちらかというとドミグラっぽく、すごく丁寧に仕事をしている店なんだなーと感心。味はシナモンはじめ、色々な味のするソースが絶妙でペロリ。大盛りもできるみたいなので、今度はそれもいいかなぁと思いました。
さて続いてデザートです。パスタが想像以上に美味しかったのでこちらも期待大です。
でんこ嬢のティラミス。あー、これは美味しいー。なんというかあまりタルくない感じでいながら甘さはしっかりみたいな感じで。しかもちょいとお酒の風味が上品です。見た目もとてもきれい。
そして、迷い悩んだあげく頼んだ「お米のケーキ」。ランペラトリスという名前らしい。どんなものが出てくるのかわからなかったんだけど、ムース状のものに米粒(蒸しあがったもの)がちょこちょこ乗ってるような感じでした。生乳感たっぷりでいながら、甘さひかえめでとても食べやすい味でした。これは新しい出会いだったなー。
東京都新宿区四谷1-21(Ristorante Maestro リストランテ マエストロ)
2006年12月 9日 12:36
どこぞの劇作家の作品のような大袈裟なタイトルですが、 ただいま風邪っぽい(これ重要)感じでして、風邪薬を用量減らして服用しているわけです。
で、あんまり風邪薬なんか飲まないものだから、飲むと非常ううううっに眠い。ふだんから睡魔とは折り合いよくやっていってる私なのですが、いきなり背後から思いっきり睡魔に殴られるのです。もう、ブチッと瞬間、落ちるわけですね。
まぁそれだけなら、疲労の極限とか睡眠不足MAX状態と変わらないからいいのですが、それに加えて注意力&判断力の著しい低下が見られるわけでして。んでもって、そこいらから発生するポカで仕事で他人に迷惑(ってかストレスですな)がいってるのが確実でして。実際、あとから自分で見てみると「うわあ、これはイタイ。ヤバイ。ありえない」というくらいひどいものなのです。
で、それなら薬やめてしまえーとも思うのですが、今秋くらいからすんごく風邪ともなかよくなりまして、もうずーっと予備軍状態で待機中、そしてかかると気管支にきて死にそうになってたりと(ここいら肉体的というより精神的に辛い)、それもなかなかできないわけです。
あー、どうしようと悩んでるわけです。とりあえず調子がだいぶ戻ったときに、今までやってた風呂前の運動を倍にして、ふだんから歩く距離を3倍くらいにしてみようと思っているのですが、それがいつになって結果がどうなることやら……。
ま、おかげでお酒からも少し遠のくことができてるわけですが(苦笑) 例年より飲食費が浮いているのは確実です(笑)
Where there’s a will, there’s a way
意志あるところに道はひらける。
以下は、ごにょごにょから私が受けた影響……みたいな話。
夢だけの子供の頃と違って、社会に出ていろいろと現実や周囲の世界ってのがわかってくると、ちょっとだけ解釈が変わってくる。
少し消極的な考えかもしれないけど、何かをやろうという意志を持つことによって、人は行動を起こし、その結果「何もしていない」という状態から脱することができる。そして、高みに達することができずとも、そこに向かった経緯と経験は、自分の血となり肉となるのではないかと考えるようになった。もちろん、目標を完全に達成できるのが一番いいのだけども、それがなかなかに難しいことを、この年齢になるとよくわかる。
ただ、周りや社会を見ていると「何もしない」というのはなかなか怖いことに思えるのである。天職や意志に添う職に就けた人はまだいいとして、大半が貨幣本位になった社会で、生活のための貨幣を稼ぐためだけに貴重な時間と労力を労働というシステムの一部に費やしているような感を覚えるのだ。それはつまり、じょじょにロボットによる生産作業に近づいているってことじゃないだろうか。
それに下手をすれば、人生というのはやや傾斜がついていて、多少なりとも踏ん張っていないと、徐々に徐々に楽な下のほうへ降りていってしまうのではないかとも思える。それは心身の衰えに因るものだと個人的には思う。だからこそ、日常からもっといろいろと意識しようとと思った冬の午後であった。
まっち嬢、ふじこ女史、やることは多いだろうし前進するのには、それなりのエネルギーがいるだろう。しかしながら、他力本願でなく自力で地道に一歩ずつ進んでいくことによって、目標の達成をすることの意義は大きくなるだろうし、またそこに至ろうとする経緯にて得ることは決して人生において無駄なことではないと思う。
過ぎず足りずで応援していきたいと思います。まずは無理ないペースで確実にがんばれ!
今、失われつつあるもの。
あらすじ
ソフィーのなんでも載ってる植物図鑑のページがはずれてボロボロになってしまった。そこでソフィーは街のルリユールを探しに出かける。
ルリユールおじさんは本のお医者さん。ボロボロになった本を綺麗にまとめなおしてくれるのだ。ソフィーは自分の大好きなアカシアの話をしながら、ルリユールのいろいろな作業を横で見る。数日後、お店の軒先に新しくなった自分の図鑑が飾ってあったのだが……。
以下ネタバレ注意
続きを読む 【絵本】”ルリユールおじさん” 心の余韻の深い絵本エッシャー
スーパーエッシャー展 -ある特異な版画家の軌跡 [携帯サイト]
てなのをやってます。Bunkamuraってのが微妙なところではありますが、騙し絵・トリックアート好きな方は、渋谷に遊びにいったついでにどうでしょう?(私のが場合はこちらがメインで渋谷散策が“ついで”になりますが(苦笑))
これで何年めでしょう。BAR9DANで解禁飲みするのは。
直前まで風邪で死にそうになってたので、今年こそは危なかったのですがなんとか奇跡的に回復。しかも、しばらくご無沙汰していたので15日午後に電話をいただいてしまったあたり、Mr.イシヅカがニクいです。いや、ほんと。
去年か一昨年からはでんこ嬢も一緒するようになっていたので、21時くらいに餃子1人前をテイクアウトして軽く食べておきました。でんこ嬢はまだワインには強くないし、なにより私は1ヶ月以上ロクにアルコールを摂っていない。
とか言いつつ、16日0時待ちの間に、いつもの「緑」(=Chartreuse シャルトリューズ・ヴェール))をロックでいってしまったんですが(苦笑)。いや、あれは薬膳酒だから……。 んで、0時をまわったところでMr.イシヅカがコルクオープン。コルクをちゃんと渡してくれるあたりがまたうれしいものです。けっこうカウンターもソファもお客さんが入っていたのですが、意外に解禁を意識してきてる人は少なかったようです。「あ、そうなんだ」って人もけっこういた様子。
一昨年あたりから同じグラスで出してもらってます。ニクいねぇ。でんこ嬢、わかってないっぽいんですが、ほんといいグラスだから割るなよ……とちょいと心配もしました。ちなみに左奥はシャルトリューズヴェールのロック、55%あまあまなのがネックです(笑)
で、肝心のテイストのほうなんですが、簡単に言ってしまうと、去年よりかは美味しいです。比較するとタンニン(ってほどじゃないけど)が軽くなって、さらにフルーティーさが出ています。去年より桃ってかアプリコット??みたいな香りが強くなってるような気がしました。2003と比べるとやっぱり劣ってしまいますが、ヌーボーとしてはじゅうぶん合格です。
んでもって、去年に引き続き差し入れたモンドールチーズ……あああ!! 今年も写真撮り忘れた(泣)!!を、いつものみなさまにお裾分け。味のわかる方が多い中、今年もいい評価でした。実際、去年よりクリーミィさが増していて、もうトロトロであえて形容すると「幸せで溶けそう」の溶けるって感じかなぁ。モンドールよ、また来年もよろしくお願いします。とまぁ、独りよがりなこのエントリを見て、ひょっとしたら飲みたくなってる人がいるかもしれません(いるのか??)。ここでちょいとアドバイス(ってほどのものではありませんが)。
最近フランスワインはアルザス、デュローヌをメインにしていたのですが、ボジョレー地区も攻めてみるかなー。
#マコンはまだデュビュッフしか飲んでません……。金額的にどうしてもWFシャブリあたりにいってしまうんですヨ……
関連エントリ【グルメ】ボジョレヌーボー2004
あれ、おっかしいなぁ、2003と2005のエントリが見つからない。どこにバックアップしたんだろう(ぉぃ