西明石の街にひっそりと。先人の熱意が流れる林崎掘割をゆく。
4月26日。 初夏を思わせる強い陽射しの中、明石の歴史を肌で感じるウォーキングに出かけてきました。
今回は「林崎掘割(はやしざきほりわり)」。
先日トリス君が水都大阪70キロマラソンを完走したというので、完走祝い(という名の焼肉ランチ)を企画したんだけど、その前の軽い「腹ごなし&ボディメンテ」としてこのコースを選んだわけでして。
本日のルートはこんな感じ(なんか途中高度データが欠損してますが)
日常の裏側に現れる、静かなる歴史の入り口

スタートは国道175号線沿い。平野八幡神社(平八万神宮)のあたりから、ラーメン店「一蘭」の北の交差点を西に入り、田んぼの中を進んでいきます。

神社の鳥居が見えてくると、そこが非日常への入り口だ。 一般道を離れ、掘割の道へと足を踏み入れていきます。空気が変わって涼しいような?


そこには、明石の市街地からそれほど離れていないとは思えないほどの「田舎感」が漂ってるわけでして。 琵琶湖疏水のような華やかな観光地ではないものの、地域に根ざし、今もなお水を送り続ける様子は、「スタンド・バイ・ミー」的な冒険心がぐぐっと首をもたげてきます。
竹林を抜ける風と、ちょうどいい自然の表情

当日はかなりの暑さだったんだけど、水路沿いは驚くほど涼しい。水路側面から吹き抜けてくる風が、歩いていてとても心地よく馴染みます。

道は基本的には整備されているが、春の生命力は侮れないもので、すこく一部ではあったけど、草が深く生い茂ってる場所がありました。倒木が塞いでいる箇所もいくつかあったので、当たった反動で水路に落ちないよう注意はしときましょう(またぐorくぐるで前進には問題なし) ちょっと茂ってたり柔らかったりするとこrは、足元を確かめながら一歩ずつ進む必要はありますが、そんなちょっとした不自由さが、この「マイナーな地域密着コース」を歩く醍醐味を演出してるとも言えそうです。
370年前の歴史を辿ってきたことを知る。
ルート南端終点では、掘割の歴史を記した看板と石碑が。

明暦3年(1657年)、大干ばつに苦しむ村々のために、明石川の上流から野々池まで水を引いたとあります。信号ひとつないこの水路沿いの道を、2時間弱かけて歩いてきたけど、江戸時代にこれだけの規模の工事を成し遂げた情熱と、それが今もなお地域の風景として残っていることに、素直にすごいなぁと感心しました。今後も残していきたいものですね。
「ちょうどいい」という贅沢へ
今回のウォーキングは、神社から野々池方面へ南下して約2時間弱。 「ちょっと歩きたい」という時には、ちょうどいいボリュームだと思います。ところどころで一般道へエスケープできる場所もあるため、体力に合わせて調整も可。 水路への転落には注意が必要だけど、ファミリーで歴史散歩というのもいいかもしれません。
メジャーな登山道や観光コースでなくても、近場に眠る地域の歴史を掘り起こしながら歩くのも、時にはいいものですね。
ちょうどいい腹ごなしも終わったので、すこし時間を調整して「完走祝い」の焼肉へと向かいますよ、と。
お粗末。
(2026/04/26)



