登山の前に必ず確認・必携なのが「地図」。私は毎年欠かさず 山と高原地図の六甲山版 を買ってます。

六甲山は近場なので行く機会が多いのでだいぶ登り馴れてるのですが、大雨や台風などの影響で登山道の状況がちょくちょく変わる上、中には長期間閉鎖されるルートもあるため最新版の地図で浅く広く情報を持っておくととても便利なんですよね。毎年発刊される山と高原地図をそろえておけば、情報を整理するのも楽になります。
最新地図の便利さ
最新の地図を持っていれば、ベースとなる登山計画を立てる際に「通れないルート」をあらかじめ除外できるので、直前の情報収集にかける時間も減り、効率的に計画が立てられます。まぁシーズンに向けて復旧したり、発刊後に閉鎖されるルートもあるので最終確認はどうしても必要ですが、致命的で確実にNGなルートを除外できるだけでもだいぶ楽に思えるわけでして。
よくチェックするエリア

近年よく気にしているのは 有馬温泉側の紅葉谷近辺。数年前まではいつぞやの台風で長らく通行止めになってて、その間は炭屋道迂回と萎えるアプローチをするしかなかったわけですがようやく復旧。秋の紅葉シーズンには紅葉谷に入って尾根をまたいで瑞宝寺公園へ回るなんてのが紅葉狩り鉄板かなーと思いつつ、大雨や台風の影響で通行止めになる可能性はあいからず高いため、事前の確認はしておきたいな、と。
(例年、有馬温泉で紅葉狩りを楽しんだ翌週くらいに、再度山や布引渓谷へ移る感じですかね)
地図を見比べる楽しみ
また最新の地図と過去の地図を見比べて、登山道の整備度が上がっているのか、それとも下がっているのかを確認するのも、ちょっとした楽しみです。最近は人手の問題もありやはり選択&集中の傾向があるようで、登山道の幹線化が進んでるような気も。そういったメジャールートを気楽に行き来するのも楽しいのですが、時には人気の少ない落ち着いた道も味わいたいく、やや廃れた(?)ルートを通る登山計画を立てる作業自体が、すでに登山の楽しみの一部になってます。

そういや最近はLiteな登山者もいい意味悪い意味で増えたわけですが、結果遭難件数が増えていることもあり、中に挟まているコース紹介の小冊子の難度がかなり下がっているように思います(以前の中級の下くらいが上限になってるような)。山と高原地図の利用者対象はどちらかというと一般ハイカー層になってると思うので、これは至極当然の行き着く先かなと納得です(ツウは国土地理院地図焼いていくので)
地図は必ず携行を
どんなに近場で短いコースでも、地図(とコンパス)は必ず携行しましょう。私はスマホのGeographicaと 国土地理院地図 を常備、持ってるエリアのものは 山と高原地図 も持参しています(やはり見やすい)。スマホはバッテリー切れのリスクがあるのであくまでサブ、紙の地図が常にメインです。
六甲山は身近ながらも変化の多い山。だからこそ「毎年新しい地図を買うこと」が、安全で楽しい登山につながると実感しています。
(2025/08/02 )