季節限定・月見牛とじ丼を注文
この日は会食(飲み会)が夜遅めに終わり、タクシーもなかなか捕まらなかったので、その合間に食事を済ませることにしました。駅前を見回すと、開いているお店は限られていて、ふらりと吉野家へ。
カウンターに座ってメニューを見ると、季節限定の「月見メニュー」が目に入り、その中から「月見牛とじ丼」を選んでみました。
食べてみて――

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味の印象は「可もなく不可もなく」といったところ。ただ、最近よく食べている「ねぎ玉牛丼」と比べると、やや物足りなさを感じました(ひょっとすると価格は少し安めだったかもしれません)。
やはり長く続いている定番メニューには、安心感と安定感があるもので。ねぎ玉も後発ながら、すでに「定番」の雰囲気をしっかり持っているように思います。
変わりゆく牛丼チェーンの姿
もぐもぐ食べながら、ふと頭をよぎったこと――。
季節ごとに新しいメニューを投入するのは面白い試みだと思う一方で、昔ながらの「うまい・早い・安い」という吉野家のイメージは少し変化してきたのかな、と。
特に昔の有楽町店なんかは典型で、入店してから30秒ほどで牛丼が出てくるような回転の速さが懐かしいです。当時は客も牛丼一択、店側も昼時のピークに合わせて仕込みを済ませておく、といった社会人戦士の時代でした。
最近は効率化のためタッチパネル注文になり、これも人によっては便利ですが、「言ったらすぐ出てくる」という昔ながらのキャッチとは少し逆行している気もします。店舗や客層に合わせて導入しているのかもなので、自分が行く店は比較的まったりした雰囲気なので、そうしているのかもしれませんが。
ただ、オジサン世代としては少し寂しく、そしてちょっと面倒にも感じる部分があるのも事実。飲食業における接客の距離感が、少しずつ変わってきているのかなーとぼんやり思った夜でした。
(2025/09/22)
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