【レポート】障害者合同就職面接会(@神戸・明石地域)に行ってきました

Pocket

 2月15日、ホテルオークラ神戸「平安の間」にて催された「神戸・明石地域 障害者合同就職面接会」に行ってきたので、その感想を書いてみようと思います。
※ 情報保護の観点から具体的な名前は出してません。ご了承ください。

当 面接会の要綱は下記のとおり

障害者合同就職面接会

時間:12:00~15:00(エントリータイム)
場所:ホテルオークラ神戸1F「平安の間」
対象者:障害のある方
共催:ハローワーク神戸・三田・灘・明石・西神・兵庫労働局
後援:兵庫障害者職業センター

約40社が参加(うち正社員1割・契約4割・5割パートタイムな感じ)、障害者求職者は800~1000人くらいだったかと思います。

当日は昼前からの時間設定になっていたので、朝一番は三ノ宮で別件をこなして、バス乗り場からシャトルバス(1本め)を利用しようと思っていたのですが、バス乗り場に行ってみるとご老輩の列、列、列……。そんなわけでバス利用をあきらめ、元町中華街を経由してメリケン波止場方向に向かえばなんとかなるだろうと歩き、15分ほどで到着しました。どちらかというとホテル入ってから迷ったような気がします(笑) ドアマンやスタッフさんが丁寧に教えてくださり現場到着。

 到着時には、すでに100名弱の方が先着していて入場申し込みをすませて会場で待機中でした。

実はこういった面接会、障害認定前も経験したことがなく、人生初体験。想像以上の人数と平安の間の広さにびっくりしました。
それだけ仕事に就きたいと思っている障害者の方、受け入れを前向きに検討されている企業さんがいるってことなんですよね。

あと先日訪問・見学させていただいた就業支援事業の長の方が来ておられました(お声かけいただきありがとうございました)。面接の同席サポートをしにこられたとのことで、以前「積極的に就業を支援し、継続するように定着支援をおこなっています」と話されていたのですが、実際にそれを現場で拝見し感銘を受けました。

さて、閑話休題。
最大2社までしかエントリー(順番待ち)できないので、これはTDRみたいに回り方考えないといけないなぁと思い、考えながら選択。
まだまだ、これから働かないといけないので「正社員」提示の企業さんを主にまわらせていただきました。倍率高いのはわかってるんですが、人生でまだまだこれから背負うものがある以上、その比重は大きいんですよね。やはり同じ理由からか、男性陣ではその傾向が強かったように思います。
ただ、自分も雇用を判断する立場にいたのでわかるのですが、やはり「障害者を雇用する」ってのは、すごく難しいしとっつきにくいと思います。雇用者の「わからないことに対する不安」を、障害によるリスクのマネジメントとコンセンサスを、障害者・支援者・雇用者の3者でそれぞれおこなっていくことが必要かもしれません。

さて以下はプライベートなレポートを。
障害前からの指針「もらえる仕事からこなしていく」でいきたいと思います。今までIT中心にいろいろやってきた経験は、違う畑の仕事でも活かせることはあるかもしれない。

大手製造業 様
 ほとんどの人が知ってるくらいの知名度の大企業さん。そういうこともあって、1・2を競う面接希望者数でした。企業側も面接官を数多く配置していて「企業らしさ」を感じました。
履歴・職歴にもしっかり目を通してくださり、「何ができる」「何が難しい」などていねいに対応してくださいました。
事業分野も多岐にわたる会社さんなので、自分が役立てる場所もあるかも、と感じました。
面接後半は、面接官の方と日本の製造業はこれから職人クオリティが大事、かつ諸外国との差別化につながるだろう、というお話で盛り上がりました。おおいに脱線してしまいすみませんでしたm(_ _)m
小売業 様
 こちらも業界中では有名な企業さんでした。ただ、一般の面接とほぼ変わりなく条件や勤務場所などのお話に終始してしまいました。営業拠点(店舗)勤務ということだったのですが、ひょっとしたら企業さん側も、どういった人材がマッチするかの想定がかたまってなかったのかもしれません。
個人的にはこちらの企業さんが手がけているコンテンツや企画などの事業がマッチしそうだと思ったのですがそちらの引き合いはないようでした。
大手グループ企業 様
 こちらの企業さんは、求人が「システム関連」と限定されていたので比較的早く面接していただくことができました。
職歴的には一番合っているかなと思っていたのですが、「今の求人枠では、あなたの受け皿は用意できません」と比較的早い段階で返答をいただきました。ボツ残念。
しかしながら、その後もいろいろとお話させていただき「系列会社をクライアントとする会社の仕事」について現場の方の貴重なお話をいただくことができました。(ああ、縁の下の力持ちっていうのはこういうことなんだな)と強く感じました。
貴重な時間をご指導に割いていただきありがとうございました。
医療機関 様
 やはり障害者求人の定番ともいえる医療機関も並んできました。
院内向け事務要員の求人でしたが、ちょっとデマンドに合わなかった感が。おそらく一般的な事務員像にあう方を求人されてたように思います。
たださすが医療機関で、障害に関するコンセンサスはどこの企業様よりも具体的で丁寧だったように思います。

 以上 障りない範囲で述べさせていただきました。
先にも述べたように「もらえる仕事からこなしていく」のを基本に据えて今後も臨みたいと思います。
ただ、職歴見る限りではかなり偏っているようにも見えるし(実際は営業から企画・経営数字まで幅広くやってるのですが……)、なんといってももう中年ですから、なかなか難しいですよね(苦笑)
「働かざる者 食うべからず」から「働く者 食べてよし」になんとかまた持っていきたい今日この頃です。

もしここを見てらっしゃる企業さんがいらしたら、興味本位でもかまいませんのでお声かけいただければ幸いです。

なにやらプライベート色まっしぐらな記事になってしまったので、障害者の雇用などについて書き残した(まとめきれてない)ことは別記したいと思います。

最後になりましたが、貴重な時間を面接のために割いてくださった企業の面接担当者の方々、こういった場をつくっていただいたハローワークの方々、じゅうぶんなキャパシティの場所を提供していただいたホテルオークラ神戸さん、ありがとうございました。

Pocket

【レポート】障害者合同就職面接会(@神戸・明石地域)に行ってきました」への2件のフィードバック

  1. 合同面接に行く服が分かりません。スーツで行かないとダメですか。

    1. 森田さん
      こんにちは。
      一般公開式の合同面接はスーツが基本と思ってもらったほうがよいかと思います。
      (衣服の着脱が厳しい場合は自前に事務局等に相談かな、と)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です