おしらせ
Nothing...
いやはや、2年前の銀座の不二家の写真をここで使うことになるとは思わなかった。
「うちは大丈夫」とでも思っていたのだろうか。O-157が騒がれだした頃から、けっこう乳製品の期限切れに消費者はうるさくなってきたように思う。そこに同類食べてた牛肉やら、遺伝子組み換え大豆やらで、たとえ正しい理解がなされていなかったとしても、素材や期限っていうものにコンシューマは敏感になりだした。その時期に腰をあげるべきだったのではないか、と(蛇足ながら、そういうのに引っかからないグレーな材料や薬品にはとことん無頓着でばりばり摂取するのであるが(笑))
「飲酒運転? こんくらいじゃ捕まらないさ」と、個人と企業の差はあれど、あまりレベルとしては変わりない。
15年ほどで、日本の経済は大きく落ち込み、最近になってやや回復するかも、という感じになってきた。そう、ここ15年ほどを教訓にして変われた企業が経済の回復の基盤となるのだと思う。「今は我慢、我慢」でそれができなかった企業は、残念ながらその列に加わることはできないであろう。ここ数年、TOBが根づいてきたのは、やはり企業社会においてそういう必要が出てきたからとも考えられる。
不二家、といえば私見だが、「子どものよろこぶケーキ屋さん」というイメージがけっこう強い。だからといって買わないわけではないのだが、近所にコージーコーナーがあったとして、「どっちで買ってく?」と質問されれば「どっちでもいいかな」となる(持ってく先にもよるけどネ)。
そこに少子化も進み、実際15年度から洋菓子販売は赤字化していた模様。これは、今後の資本当てにも大きく影響しそうなんだけど、少子化がわかっていて、どうして対策を講じることができなかったのであろうか。最近は、店舗の場所にもよるけども、コンビニの高級デザートも売れるようになった(○○シェフのとかね)。ちょっと値段を上げてでも、味に理解のあるオトナの女性をターゲットにした販売戦略などはできなかったのだろうか。そのあたりを考えると、やはりコンビニのほうがコンシューマーデマンドとマーケティングに関しては上を行くとしかいいようがない(それがコンビニのすべてであり死活問題だともいえるのだが)。
もう少し、企業努力と体質の改善をしておくべきでした。
ペコちゃんの里親は誰になるのでしょうか。
追記 Evolution も Revolution もない企業はやはりたちゆかなくなるのかもしれない。